REBLANCA FILM《リブランカ フィルム》
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2022-11-17 (thu)
リブラン家の人々 白石美紗子編
尊敬してやまない大先輩との再会
「ふとした時に会いたいと思ってもらえる人になりたいのよ」


25歳のころ
訳も分からず飛び込んだウェディングの世界。
初めてちゃんとウェディングプランナーになりたいと思わせてくれた
大切な先輩であり、師匠であり、今では友人である
ふなさんの言葉。


主人が亡くなった後、ふなさんに連絡したら
「とりあえず軽井沢にこやーね」
と何も聞かず、名古屋弁でそう言ってくれたのが心にじんわりと染みて
子どもたちを義母にお願いし、
仕事で軽井沢にいるふなさんのところへすぐに会いに行った。

愛知に旦那さんもいながら、
自由に飛び回り結婚式の仕事に携わっているふなさん。
子供はおらず、単身赴任で仕事をしているので、何にも縛られることはないし、
いつも楽しそうに発信されるSNSをみて、いつも自由で楽しそうだなって思っていた。

でもそうじゃなかったんだと、たくさん話をする中でそう思った。
ふなさんはふなさんでいろんな葛藤の中、それをあえて隠してそう生きてきたんだと、


「ふとした時に会いたいと思える人になりたいのよ
少し落ち込んだり元気がない時に、パワーをもらえるかなって思って連絡したくなるような人」

この言葉を聞いてそう思った。


旦那さんが亡くなって、心が浮き沈みし、(いや沈んだだけで浮いてはいないか・・w)
目の前に現実があり、仕事があり、子供のことがあり
バタバタと気づいたらあっという間に2ヶ月がたち、
「ふと」した時に、ふなさんに連絡をとり
主人がなくなったことを伝え、惹かれるように軽井沢に会いにいった。

「みさはさ、すごく大きなことを乗り越えてきたんだから、自分の思っていることを発信した方がいいんだよ?」

ふなさんのそんなちょっとした言葉がいつも私にはずしっと突き刺ささり、
突き動かされます。

なんか突き動かしてもらいに来たんだな。きっと。

いましか感じられないこと、
いまだから感じる感情を言葉でちゃんと残しておかないといけない。

私や子どもたちがいつか迷った時、振り返る日のために///