REBLANCA FILM《リブランカ フィルム》
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2022-12-25 (sun)
REBLANCAのこと
人の本質は何年経っても変わらない
祖母はピアノの先生だった。
母もバイオリンやピアノに歌と常に
「音」に触れている人だった。

そんな祖母と母が50年以上使っていたグランドピアノを
譲り受けることになり、子ども達の部屋に届いた。
私も小学校の頃少しだけピアノを齧っていたこともあり、
身近に本物のピアノがある生活がちょっと嬉しい。

昔弾いていた楽譜を引っ張り出して、
ベートーベン、モーツアルト、ショパンなど
誰もが知っている作曲家の曲を弾き始めて
20年以上ぶりにピアノを弾くようになってふと思った。


200年以上前に生きていた人が作った曲を
いまを生きている私がひいている。
ってなんかすごい・・・!


曲ができた当時のことは、教科書程度の知識しかないが、
今は全く違う環境であることは容易に想像できる。

200年前の作曲家達が色んな想いを曲に表現し、乗せて伝えてくれていて
それはいま聞いても心に響きまくって、心に届くメロディ。

誰かを想ったり、戦争の世の中を嘆くとか、自分の中の光と影とか、葛藤とか・・・
人間の普遍的なものを表現しているから伝わるんだと感じました。
普遍的なものを生み出せる人はやっぱり天才なんだなー。


高校生の時に国語の授業で習った夏目漱石の「こころ」。
大学生の頃、もう一度読んで感じたことを思い出した。

昔と今も人間の本質って変わらない。
嫉妬も妬みもあるし、人の不幸を餌にしたり、
文明が発展したとしたとしてもそれを扱う人間は
数千年前から変わらないだと感じた。
そう思うと自分が人を変えることなんておこがましさの極み。

人と過去は変えられないけど
自分と未来は変えられる

使い古された名言だけど、
本質はそこで、私は立ち止まって考える時には必ず振り返る言葉です。

いま、結婚式の現場も,子供と接する現場も
親と子どもの相互的な愛や
普遍的な事なことだらけです。

だから琴線に触れる瞬間も多い。

常にそれを感じ取り、形にして伝えることは
私にできる仕事だと思うからこれからも
ずっと続けていきたい。

偉大な作曲家達みたいに、200年以上残せる何か・・はできないかもしれないけれど、
親と子でいられる数十年を繋ぐことができるものを残していけたらと思っています!


という来年に向けての決意表明でした!